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第一章 僕の名前
この世界にはギルドというものがある。
ギルドによって方針は違い色々なギルドがある。
僕らのギルドはその一つのレイドボスを狩ることを中心と考えたレイド攻略ギルドとも呼ばれている。
僕らの他に数々レイド攻略ギルドはある。
そのなかでも【ブレイブ・ブレイク】というギルドが有名所である。
「っか、そろそろうるさい、能筋ゴリラども」
と。突然後ろの席。正確には僕の座ってる右後ろから聞こえてくる。
「んだと、くそ×××が!!」
と、ジルファーがいう。
「あ、なんだ?ゴリラがそんな口答えしていいと思ってんのか?いつもてめぇのダメージ回復してんの誰だと思ってんだ?今後一切回復しねーぞ??いいのか?あ??」
と、喧嘩口に罵声を言う女性の声。
振り替えるとめっちゃ怖い顔で、ジルファーを睨む女性が立っていた。
彼女はナザリー。
(てか、まじで怖い…)
そんな喧嘩がどんどん白熱していくなか、僕は
「…うるさっ(ボソッ)」
っと。口走ってしまった。
それを聞き逃さなかったナザリーが、手に持ってるナイフを向けて
「ほぅ。お前もそんなこというのか??」
(あ、やばい…)
「おーい、能筋ゴリラどもロキが「てめぇら能筋ゴリラどもと飯食ってるとうるさいし飯がまずい。だから、女の1人もできねーんだよ」だってよ」
ナザリーが僕の全然似てない真似をしながらジルファーやスフィードに向かって言う。
「ほほぅ、ロキ。てめぇ、そんなこと思ってたのか。」
ジルファーがいう。
「ロキ君。言っていいことと悪いことがあるのはわかってるよね??」
ポキポキっと、指をならしながらスフィードがいう。
「あーあ、やっちまったな、ロキ」
と、笑うナザリー。
「ちょ、まって、僕そんなこといってないよ!?ね。落ち着いてね」
と、僕は焦りながらジルファーとスフィードに言う。
スフィードとジルファーはスゴく怖い顔で
ナザリーは笑顔(殺意混じりの)で
どんどん近づいてくる。
(あー、死んだかもなー)
「なぁ、チサトちゃん。」
隣で一緒に食事をしていた少女に向けて僕は話しかける。
「ん?なにー?」
チサトは笑顔で言ってくる。
「蘇生魔法頼むね(真顔)」
チサトは
「やーだ?」
笑顔で拒否られ、そのあと僕は意識を失った。
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