クリスマスの遺言

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 ――ねえ、君はそこで見ていますか? 僕が行きそこなった天の彼方から、この風景を見守ってくれていますか? 息を吸いこんで、大声で叫ぶから待っててよ。 まどかちゃん、大好きだよ。 君の笑顔が、たまらなく好きだったよ。 川縁さん、ありがとうございました。 いつか会ったらお礼を云わせて下さい、師匠。 少しでもあなたの思い描いた風景を描けたのなら、必ず誇らしげに報告するから――。
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