無題「閂」4

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うみへ、うみへ、どんなうみでも、きっとかまわない うみからきた、わたしたちはやがて、また、わたしたちが数知れず繰り返してきたやふに、痩せた枯れ枝を、たやすく、うみへ浮かべて終うのだろう 私は、小さな海を少しだけ、眺めていたいと思った
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