23人が本棚に入れています
本棚に追加
「…美夜子、分かってるよな?」
「…うん。」
そして、輝に逆らえないのはあたしも同じこと。
あの日、輝に"救われた"あたしに求められたのは、決して輝の元から離れないことだった。
ガチャ…
輝が出ていくとともに、鍵のかけられたドア。
はっきり言って、輝はあたしを信じていない。
あたしが輝から逃げられないと知っていながら、こうしてあたしを閉じ込める。
…輝の元から逃げ出したところで、捕まえられるのは確実なのに。
最初のコメントを投稿しよう!