その2

5/6
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
初日は午後からもひたすら話を聞くだけの時間が多かった。 誰と親しくなるというわけでもなく、時間が過ぎていき、気付いたら退社の時間になっていた。 「このあと皆で一杯どうです?」 リーダー発信だった。 「「「いいですねー。いきましょうか!」」」 どうやらどのおっさんも行くようだった。 「しろくまさんもどうです?」 やはり振ってきた、、、。 「あ、私はこの後用事が。ハハハ。」 それだけ言い逃げして会社を後にした。 空気が読めない若者、これだから平成宇宙人は、と、思われていたかもしれない。 DAKEDO! ひそかにダブルワークをしてた私に飲んでる暇はなかったのだ。 急いで帰宅し、ささっとご飯を食べ、向かったさきは、 【スナック 葉子】 もう1つの職場だった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!