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暗いバイトの帰り道だった。
猛スピードで突進してくる車。
(ひかれる!)
そう思った瞬間、誰かに突飛ばされて、一命をとりとめた。
車はそのまま走り去った。
老紳士が倒れた僕に手を差し伸べてくれて、僕は起き上がった。
「大丈夫かい?」
「は、はい。ありがとうございます!」
「ここは事故の多い通りだから、気を付けたほうがいい。」
老紳士はそのまま立ち去ろうとした。
僕は、
「あの!お名前は?」
老紳士は笑った。
「新城大学の新木 信三郎です。」
老紳士は立ち去った。
僕は、まだ事故のショックで、茫然としていたが、その名前は記憶に留めた。
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