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穂流は声が出ないぐらい驚き、体を仰け反らせた。楓彩を見ると意地悪く笑っている。 『こっこら!! 楓彩!!』 『きゃははは!! 穂流、顔真っ赤だ!』 ____懐かしい。 穂流は耳に残るあの悪戯の感触に触れ、乱れる髪を梳いた。 心地良い風……桜紅葉(さくらもみじ)は君の事なんじゃないかな……
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