武闘会②

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ドサ 「つい・・た。」ふらっ 「おい、イシュリアしっかりしろ!!」 パシッ 「ってなんだ!?」 (イシュリアに触んないでくれる?) 「なんだお前!」「白蛇!?」 (魔力消費が激しいから下手に動かすと危険なの触るな。) バチバチと火花が散りそうなので起き上がる。 「二人ともっ大丈夫少しふらついただけ。落ち着いて。」 姿勢が保てず手すりにつかまる。 「無理をするな此処に座って休め。」 そう言って支えながら椅子に案内してくれた。 「ありがとうございます。」 「礼は不要だ、助けて貰い感謝する。」 頭を下げた青年は私と同じ黒髪で年は同じくらいだろう。 「いえ、ただ此処に運んだだけですから。」 「謙遜するな、二人抱えて飛べる魔力コントロールといい、見えはしなかったが先程の魔法もお前だろう。それに言語を話す使い魔とも友好関係が出来てお前は凄い。」 そう言いキラキラした眼で見つめてくる。 「ほっ褒めても何もないです!!!」 言い返したが顔が熱い。 「あっすまない。つい本当のことを。」 ガシ 「おいっ何仲良く話しているんだ俺も混ぜろ。」 (何々?楽しそうダネ。) 「えっいやそういう。」 タタッ 「皆さん怪我はありませんか?簡易であれば此処で治療させて頂きます。」 「救護班か、俺達は擦り傷だけだから問題ない。こいつを休ませてくれ、魔力枯渇で動けないんだ。」 「分かりました。失礼このまま運ばせて頂きます。」 「えっあっはい。」 「後で迎えに行く。とっとと回復してこい。」 「うん、また後でね。」
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