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「進路からみて、【侵入者】は間違いなくここへ──」
小笠原は早速、鬼武に現状報告をしようとしたその時だった。
「お~い!鬼武隊長~!
小笠原副隊長~!
よかった!やっと、人のいる場所に出られた!!
大勢の人の声が聞こえたから、
こっちに行けば出られると思って……!」
「ハッ!」
「なに!?」
しまった──!!
小笠原と鬼武が同時に叫んだ。
ズ……、ズズズズズーーーーーンンンンン!!
若宮由衣が木々の下草を掻き分けて現れたちょうどその瞬間、
南第2通路側壁が爆発した!
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