3人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「ごめん、アイリ。もう一度言ってくれる?」
現在、私は花も恥じらう女子高生。
年頃の娘らしく恋を覚え、駅の近くのカフェで親友に相談に乗ってもらっていたんだけど……。
「もう一度言いますよ」
そこで一度深呼吸をする。
別段、目の前にいる相手に告白するわけではない。
それでも他人に誰々を好きと告白すること自体、結構勇気がいることだったりする。
「好きな人ができたんです」
「うん。知ってる。そこは理解してる」
こめかみを押さえ、困った表情を浮かべる香織。
最初のコメントを投稿しよう!