無味乾燥

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「あの……さ、余計なことだったごめんね」 こいつ、また余計な詮索をしようとしているな。 言う通り余計なことだろうから、もう口を開くな。 「最近、暗いようだけど、何かあったの? もしさ、俺にできることがあったら何でもするから」 もうこいつマジで死んでほしい。 「何もありません」 「え? ごめん」 桑原、何か怯えたような表情して去っていったよ。 やばいやばい。つい素が出てしまった。
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