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時の五時ごろ
夕陽はわたしを歩ませる
高原の道
あるいは 広い海原の丘
疲れた女の 頬杖えなど
静かなまどいの ページを開く
ごきげんよろしゅう
ごきげんよろしゅう
さようなら
さようなら
また今度まで
笑顔を照らす 西陽の強さ
何度も交わす 笑顔のなかで
産まれ行く風 立ち去る景色
昨日のようによみがえる
ねぐらへ帰る カラスのこだま
ビルの谷間のネオンの点り
祖父のひと日の 野良仕事
どっしりかかる漁夫の網
湯治のお湯のたち煙り
など・・
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