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結局放課後まで西村に散々からかわれて帰路につきました
何故か?そりゃ勿論、頭の中が女神・一条麗奈さま咲き乱れ百花繚乱だったからです
西村の家は反対方向なので校門でバイバイするのがいつもの風景。
自転車で15分も走れば我が家が視界に入る
今は母と姉と3人暮らしでございます
父親は仕事で長いこと海外(ありがち設定)。
ドアを空けてただいま、と声をかけるとセミロングの黒髪の女性が笑顔で迎えてくれた
そして此方にパタパタと走ってきて躓いた。慌てて支えると「ありがと☆」と、言って無邪気に笑った
経塚 皐 キョウヅカサツキ
母です。んが、俺と姉貴を生んだのが信じられないぐらい見た目が若い。性格はゆるふわです
…でも芯は強くていざという時はしっかり母親。密かに尊敬していたりする
「お~おかえり~」
二回から茶髪のギャルが降りてくる
十六夜高校3年
経塚 早苗 キョウヅカ サナエ
はい、姉です。 見た目はギャル、中身はオタク。たまにキレると怖い…
家の家族は何故か全員料理スキル高いんですよ。
3人で協力して手早く調理を済ませていく
そこは肉親、阿吽の呼吸です
夕食の席は一条先生の話題で持ちきりでした
姉貴のクラスでも話題になってたみたいです。そりゃああれだけ美しければ当然だな!
結局、一条先生のことを思い出して顔が旧ソ連国旗みたいになった俺は母と姉にも散々からかわれたわけでございます
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