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「藤原、仕事!」
記録撮影は藤原に任せると、俺は他の壁の音をきき、ここにはこれ以上は無いと判断する。
「名護、他に変な部屋はあった?」
「あと一つあります」
名護の感に頼ろう。
俺が名護に連れられて部屋を出ると、藤原の苛立った舌打ちが聞こえていた。
「いいのですか、藤原先輩、かなり怒っていますよ」
「ここは、藤原がいない方がいい」
やはり、名護が気になったのは手術室であった。
部屋に入ると、違和感がある。とにかく狭い。
「名護、少し外に出ていてね」
ここの壁は厚いが、この一方の壁だけが新しいのだ。
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