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全然、寝れない……。
時刻は午前1時2分。現在、私は自宅マンションのシングルベッドで硬直していた。
なぜにベッドの上で硬直? その原因は単純明快である。
隣で寝息をたてている、美少年の存在が気になってしょうがないのだ。
私だってなにも生娘だなんて、図々しいことをいうつもりは毛頭ない。
男と一緒に夜を共にするのだって、一度や二度じゃない……でもこの状況はどうなの?
明日は絶対、布団を買いに行こう。
そうでもしないと、不眠の日々が続くことになる。
そうなるとお肌の調子が……これはアラサー女にとって死活問題だ。
それにしてもほんとに不思議な子……私は寝息を立てる綺麗な顔を見つめながら、さっき開催されたちょっぴり豪華なパーティーを思い起こした。
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