1558人が本棚に入れています
本棚に追加
それにしてもパーティーって……欧米人じゃないんだから。
微妙な心中のままリビングに向かうと、テーブルの上には豪華な料理たちが並んでいた。
それにシャンパンまである……し、しかもピンドンだ。
「さあ、座って」
「う、うん……」
私は呆けた表情を浮かべながら、青の隣に腰を下ろした。
すると彼は慣れた手つきでシャンパンの栓を抜くと、グラスに薄桃色の液体を注いでゆく。
「はい、乾杯」
「……乾杯」
グラスが奏でる音と共に、私はシャンパンを口に運んでいった。
すると爽やかなベリーの香りが鼻孔を擽ってくる。
美味しい……っていうか大人として、未成年の飲酒を黙認していいのだろうか?
最初のコメントを投稿しよう!