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「だからお金のことは、もう心配しないで」
「……う、うん」
自信満々の笑顔でそういわれると、素直に頷くしかなかった。
自分のことながら、重ね重ね情けない私である。
その後はアルコールの力も手伝ってか、美味しい料理に舌鼓を打ちながら青とのパーティーを楽しんだ。
因みに彼の年齢は16歳らしい。学年でいうと高校一年生だが、学校の方は通ってないそうだ。
青、16歳。奈々、28歳。ちょうどひと回り違うし……私は溜め息を漏らしながら、パーティーの回想から帰還した。
相変わらず、目の前では、スヤスヤと寝息を立てる美少年のお顔がある。
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