不都合すぎる再会

2/39
30人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
何を考えているのかわからない。 明け方私を抱き、そのまま何も言わず眠りに就いてしまったサクちゃん。 帰省準備のため午前中に目覚めた私は、結局彼に理由を問い質す事ができなかった。 ぐっすりと眠り、私が家を出ようとしても気付かない。 それだけ彼は、衝動的に激しく私を抱いたのだ。 関係が壊れ始めた晩冬の頃から、彼は私の身体に触れなくなった。 これまでずっと、私に興味なんかないといった態度を取っていたのに。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!