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良い意味でも悪い意味でも人が変わるのに必要な物ってやっぱりキッカケだと思うんですよね。
誰かが口でどうのこうの言ったってそうそう変わらないし、何よりその時は人間不信な上に自分の非を認められない所もあって、まぁとにかくめんどい奴でした笑
いじめや裏切り、それがキッカケでとことんめんどくさい奴になってた。
今思えばそれが原因だったんだろうなと思うばかりです。
まぁ、そんな奴が変わったキッカケをお話しましょう。
中学三年生の時でした。
中一、中三は担任が一緒で、その人が僕の事をクラスメートに話すと言い出したんです。
その時はマトモに教室行けなくて校長室に居たので、辛かったらそこに居て良いよと担任の先生(以下先生)は俺に言って来たのでいえ、行きます。
と一緒に行く事に。
そしてその日のホームルームにて。
先生はまずこう切り出しました。
「今日は皆さんに大事な話があります。」
俺の名前を言い、の話ですと続ける。
クラスメートはきっと思った事だろう。
いじめって場合によるけどいじめる側にも言い分があって。
クラスメートも、また先生と言う立場がいじめられっ子を庇うのだろうと思ったのだろう。
嫌な視線が集まった気がした。
クラスメートの反応等気にもせず、先生は続ける。
「彼は、沢山の裏切りや、いじめを経験して、心を閉ざしてしまいました。」
静かに、淡々と言葉を繋いでいく先生。
「確かに悪い所もあります。
でも優しい子です。
皆さんで彼の心を開いてあげてください。」
そこで先生の話は終わった。
これが、めんどくさかった俺が変わったキッカケ。
先生の言葉が、クラスメートに届いたのか、これまでのクラスメートの態度が軟化し始めた。
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