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荒い吐息に
私を潰さない程度に
覆い被さる大きなあたたかい背中
事後というのは
私を酷く憂鬱にさせた
最中に考えるべきではないことに
意識を飛ばしていた罪悪感は
枕元を照らす淡い灯りすら
眩しいと感じさせる
居心地の悪さからみじろいだ私に
重かった?とそっと体をずらされて
いっそのことすべてぶちまけたくなった
私の中のずるくて甘えた感情が
薄灰色に淀んだままもう何年も
出口を探して渦巻いていて
詮を開ければ流れ澄むのを知っているくせに
私は汚い汚いと泣き喚きながら
詮を決して離すまいと躍起になっている
それはひどく汚ならしく、懐かしい温度で
いつだって私に触れていた
なにもかも綺麗でやさしい
柔くんとはちがう
ごつごつして荒っぽく、無機質だった
柔くんを愛せたら良かったのに
それはひどく残酷で純粋な事実で
しかし悲しいことに
現在には一時でも影響を及ぼさない
ここにいると決めた責任を
取らなければならない
むしろそれを
私は喜んで受け入れた
はず、だった、のに
私の中で
その枷がずっしりと重く
わずらわしく変わっていくのを
感じている
そうだ
あの封筒だ
あの封筒さえ見なければ、
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