2/12
前へ
/111ページ
次へ
夢を見る 何度も何度も、夢を見る ー…あの日の夢 或いはそれは夢じゃないのかもしれない 私が何度も彼のことを思い出したい ただそれだけなのかもしれない 忘れないように、 記憶を 今の私に 出来るならば幾世代先の 私の遺伝子の欠片に 遺したいだけなのかもしれない 今はもう その指先の温度さえ思い出せないけれど
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加