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我が名はエビフライヤー
遥か昔に人類が食したとされる、海老をパン粉と小麦粉と卵の卵黄で包んで食用油で揚げたモノを製造する調理兵器だ。
人類なきあともその使命は変わらず、世界の驚異が訪れようともその意志は確実にその電子機甲に受け継がれている。
ヤツの使命はただ一つ。
人間の食糧を無事に食卓に配膳することだ。
ヤツの、食用油と衣の糟が幾多の戦いの日々を物語る。
調理兵器達は、人間なき今もなお人間の食糧を食卓にお届けする。
その使命はいつ終わり、いつ完結し、いつ誰かの胃袋に収まるのか?
人間なき今の世に、それを知るものは居ない。
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