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夏のある日。
焦った顔つきで真羽が郁に話しかけてきた。
「次の3限と4限の体育、水泳やるんだってー!」
「マジで言ってるの?」
「ほんと!」
「道具忘れたのか?」
「違うけど・・・・・」
「そういうわけじゃなくて…ね…?郁」
「真羽も?」
「うん・・・・・ 」
「どうする?ポンする?」
※郁たちは、タンポンのことをポンと略して言う。
「それしかないね。」
はぁ、っとため息を吐いた真羽に俊が話しかける。
「生理?」
「うん。」
「無理するな?この間みたいに貧血になられたら焦る。」
「大丈夫!多分。」
「お前もだぞ、郁。」
「はーい!」
「郁、入れに行こ!」
「うん。先に行っといて!」
「俊、行くか。」
「あぁ」
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