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「郁ー?入れれたら行くよー?」
外から真羽が声をかけた。
「少し待ってー。これ入れづらい…嫌になってくる…」
「じゃあ、入れてあげよっか?」
「えぇ!?い、いやいいよ!!自分でやる!」
慌てて答えるとクスクスと真羽は笑って、静かになった。
「……ねぇ?聞いていい? 」
突然真剣な声で真羽が喋ったから無意識に郁も体に力が入った。
「うん、何?」
「…春とヤった?」
「……えっ…はい!?」
一瞬何を言われたのかわからなかった。
「だから!エッチした?ってこと」
「あ、うん///」
「タンポン入れる瞬間、エッチで入れられる時のこと思い出さない?」
真羽の爆弾発言に体の体温が上がって暑い。
「な、何、こんなところで大胆な事言ってんの!?」
「えー?だってー、なんとなく?」
郁「はぁ……」
ため息を吐いて、トイレから出た。
「真羽がよけいなこというからなかなかはいらなかった!」
「えー。僕のせい?でもさ!そう思わない?」
「まぁ、入れるとむず痒くなるかな?」
「だよねー!(*^^)ねぇねぇ!最後にひとつ聞いていい?」
「そういうの以外ならね!」
耳元に真羽が口を近づけ、コソッと話しかけてきた。
「中出しされた?」
一瞬にして顔が赤くなったのがわかった。
「もぉー!!!」
「ちなみに僕はされたことあるよ」
「そういうの以外ならって言ったじゃん!!」
「生理なると血が出る瞬間とか中に出されて出てくるのに似てるし…(´>∀<`)ゝ」
「もう!早く行こ!!」
「あ、うん!!」
更衣室に着くとほとんど着替え終わった春と俊がいた。はじめに気づいた春が声をかけた。
「・・・・・お、来たきた。」
「ごめんね、待たせちゃって。」
「待たせてごめん!」
郁に続けて真羽も謝った。
「全然。仕方ないことだろ?」
すると俊がそう言ってくれてホッとした。
「・・顔赤くないか?」
郁に向けて春がそう言った。すると真羽はクスクスと笑い始め、俊も「確かに」とボソッと言った。
「へ?」
郁の反応に真羽が声を出して笑い始めた。
「真羽のせいじゃん!!」
そしてさらに顔を赤くした郁が真羽を睨んだ。
「何かあったのか?」
春が聞くと真羽と郁は顔を見合わせた。
「「なにもなーい」」
声を合わせていった。
今度は春と俊が顔を見合わせ、首を傾けることになった。
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