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「はぁ、はぁ、やったぜ」 「アカヤ!」 「ナイスだ、アカヤ!」  オークに止めを刺し、息が絶え絶えになっているアカヤにミドリとアオトが駆け寄る。 「もう、また無茶しちゃって。待ってて、今治してあげるから」 「これぐらいの怪我で大袈裟なんだよ」 「はいはい、黙ってようね」  アカヤの患部に手を当てミドリが魔法で治し、それを見てアオトが軽口を言いながらも心配そうな表情をしている。  仲睦まじい光景に、何となく羨ましいなぁと思った。 「中々良いパーティーだろ?」  俺の隣に立つジャッカル先生の問いに、肯定するように頷いた。 「ああ、バランスも取れてて役割分担も出来ている。良いんじゃないか」  攻撃のアカヤに、支援のアオト、支援兼回復のミドリ。  まだまだ危なっかしい所や動きが荒っぽい部分があるが、パーティーとしての形は出来ていると思う。  上から目線なのは許してほしい。 「がっはっはっは!まだまだヒヨッ子同然だがな!」  大きな口を最大まで開けて笑うジャッカル先生に釣られ、俺も笑みを零した。
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