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「こらセレナ、この紅茶不味いわよ。何度言ったら分かるの」 「ふぇぇん、学園長厳しすぎますぅ。そんな細かい味なんてわかりませんよぉ」 (仮にも女神が顎で使われてら)  学園長さんに姑の如くいびられているセレナに、哀れみの視線を送る。  セレナは今、学園長さんの専属メイドをしていた。  しかし、ただのメイドではない。  最終兵器である、『絶対童貞殺すメイド服』を纏ったスーパーメイドであった。  言わずもがな、セレナは爆乳である。そんな女神が『絶対童貞殺すメイド服』を着たビジュアルインパクトは壮絶に尽くした。  見慣れている俺ですら、セレナから目が離せない。 「平太さん見すぎですぅ。というか目が血走ってて怖いんですけど」 「いやいや無理だって。そんなに見られたくなきゃ脱げばいいじゃん」 「は?」  ちょセレナさん、恐いよ、冗談だって。  ってこんな事をしてる場合ではない。俺は学園長さんに呼びつけられて、放課後に学園長室に来ていたんだ。一体何の用件なのだろうか。 「学園生活はどう? 楽しんでる?」  豪華な椅子に座っている学園長さんが、紅茶が入ったカップをかちゃりとテーブルに置きながら尋ねてくる。  俺は今日起こった事を振り返りながらこう答えた。
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