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汗をふきふき
やってきました 駅の改札へ!
光さん。
ふと気がつけば 彼女の 頭の上あたりに 黄色い モヤモヤした影が 視えます。
「ああ。彼女自身のことだからか?白いオーラで浄化されないのか。」なんて 一瞬 思ったけど
光さんを 安心させようと わざと にこやかに。
「光~。やっちまったなあ!まあ。しゃあないしゃあない。部長たち、笑ってたよ」と
「はあはあ。ごめんなさい!あたし、ほんと馬鹿なんだからなあ」と ぺこぺこ。
モヤモヤ まだ消えてないなあ
で もう一押し
「蒲田先輩なんか、光やる~あたし、灯さんと二人がいいわ~なんて、冗談言ってたよ」と ジョークを。
すると 一瞬 笑顔に!
モヤモヤも 薄れてきたようで
「あとで、先輩たちに謝らないとね」
あずき2号 発車前に 駅の窓口で
指定券を
30分後の
あずき4号に 変更できた事を 話したら やっと モヤモヤ 消えましたね。
「ああよかった。僕でも浄化できて」なんて 思いつつ
朝食用に サンドウイッチや あんパン(光さん大好物。笑)
冷たい麦茶など買って
あずき4号に 乗り込みました。
お盆前だが 席は 九割方は 埋まってます。
二時間ちょっと
二人だけの
甘い(笑)時を過ごしながら
列車は 西へ 向かいます。
「いま、山梨県入ったね」とか
「久しぶり列車乗ったよ」とか 他愛ない 話
でも 恋する二人には 楽しい時間。
「横石の大神家、第三の事件湖から、両手万歳死体の真似がさ、映画公開時、プールとかで大流行してさ。各プールに、大神家禁止!なんて貼り出されてたんだってさ」
「あはは、当時、スゴい大ブームだったみたいだしね!。でも面白いね。大神家禁止って言葉だけで通じちゃうってさ。あはは」
「たしかに。そうだね」
なんて 朝ごはんに、パン食べたり 車内販売の アイスクリーム 食べたり しながら おしゃべりしてたら
あっというまに、
目的地 「上狭羽駅」に 到着
して 僕たちは あずき4号降りました。
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