神様にお願いしてみた

6/6
前へ
/6ページ
次へ
「さて、この空間の話をしようか。此処は全能神の爺さんが封印した転生の間。今から行うは転生の儀式さ。君という存在を新しい存在へと作り変える禁忌!あー楽しみだ。」 そういって笑う彼女を中心に幾何学模様が地に浮かぶ。俺でも分かる。魔法陣と言われるものだろう。 「君は転生する!そう!僕の隣に立てるようなそんな存在へと!ンフフ、何をビビってるのさ?」 「あんた、いや、貴女は神の王なのか?」 「?あーそういうこと。違う違う。僕は娯楽と快楽の神レミア。この世界一の問題児さ!」 世界一の問題児。聞くだけでやばそうな称号持ちだな。 「さっきのは封印のキーワードだよ。それも神気と声の認証があってね。だから爺さんを真似してみたんだよ。」 つまり封印、それも禁忌とまで言われるものの硬い封印を騙したというわけか。恐ろしいやつだな。 「まぁ、そんなことは置いといて、これからの話をしようか。」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加