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「さて、この空間の話をしようか。此処は全能神の爺さんが封印した転生の間。今から行うは転生の儀式さ。君という存在を新しい存在へと作り変える禁忌!あー楽しみだ。」
そういって笑う彼女を中心に幾何学模様が地に浮かぶ。俺でも分かる。魔法陣と言われるものだろう。
「君は転生する!そう!僕の隣に立てるようなそんな存在へと!ンフフ、何をビビってるのさ?」
「あんた、いや、貴女は神の王なのか?」
「?あーそういうこと。違う違う。僕は娯楽と快楽の神レミア。この世界一の問題児さ!」
世界一の問題児。聞くだけでやばそうな称号持ちだな。
「さっきのは封印のキーワードだよ。それも神気と声の認証があってね。だから爺さんを真似してみたんだよ。」
つまり封印、それも禁忌とまで言われるものの硬い封印を騙したというわけか。恐ろしいやつだな。
「まぁ、そんなことは置いといて、これからの話をしようか。」
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