お疲れさま・・

5/17
前へ
/17ページ
次へ
全員の顔を一通り見渡し 「丸山さん、体調優れないの・・大丈夫?あなたの場合、今日1日休んでも支障ないよ、様子見 て保健室いってきていいよ」 「・・大丈夫です」 「そう・・無理せず休んでいいからね。・・皆も無理せず体調が悪い時は休んでいいから。・・無理して体壊した時の方が、もしかすると、人生変わる可能性あるので、体には気を付けるように」 丸山さんが手をあげた 「・・先生」 「どうしたの?」 優美は、丸山さんに近づきながら俺の方を見た。 俺の席は丸山さんの左斜め後ろ。 立ち上がろうとした丸山さんが、左側に倒れはじめたのが見えたので、咄嗟に手がでて丸山さんを受け止めた。 「ういっと」 「丸山さん!大丈夫!」 「・・あ、は・・い。わ・・た・・し・・どう・・し・・た・・の」 「りょう!そのまま丸山さんを背負って保健室!」 優美は携帯をとり電話を掛けた、 「もしもし、保阪先生・授業中申し訳ありません。今、り・・柊君が丸山さんを背負って保健室に向かいました。・・多分、貧血だと思うんですが、倒れ掛けたので、そのまま保健室に運んで貰いました。・・はい・・よろしくお願いします」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加