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全員の顔を一通り見渡し
「丸山さん、体調優れないの・・大丈夫?あなたの場合、今日1日休んでも支障ないよ、様子見 て保健室いってきていいよ」
「・・大丈夫です」
「そう・・無理せず休んでいいからね。・・皆も無理せず体調が悪い時は休んでいいから。・・無理して体壊した時の方が、もしかすると、人生変わる可能性あるので、体には気を付けるように」
丸山さんが手をあげた
「・・先生」
「どうしたの?」
優美は、丸山さんに近づきながら俺の方を見た。
俺の席は丸山さんの左斜め後ろ。
立ち上がろうとした丸山さんが、左側に倒れはじめたのが見えたので、咄嗟に手がでて丸山さんを受け止めた。
「ういっと」
「丸山さん!大丈夫!」
「・・あ、は・・い。わ・・た・・し・・どう・・し・・た・・の」
「りょう!そのまま丸山さんを背負って保健室!」
優美は携帯をとり電話を掛けた、
「もしもし、保阪先生・授業中申し訳ありません。今、り・・柊君が丸山さんを背負って保健室に向かいました。・・多分、貧血だと思うんですが、倒れ掛けたので、そのまま保健室に運んで貰いました。・・はい・・よろしくお願いします」
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