3人が本棚に入れています
本棚に追加
「いえいえ、丸山さんは保健の先生にひきわたしてきたので後はよろしく」
「了解」
美優の耳元で
「後で報告することがあります」
優美は首をかしげて何か言おうとしたが、それを制止するように、人差し指を口の前で立てた。
優美が了解したので教室に入った。
その日の夜リビングで、
「りょう・・保健室に行った時なにあったの?」
「いきなり・・本人の意思もあるので」
「りょうくん、告られたんでしょ」
「本当なの?りょうさん」
「りょう・・」
「キッパリ断ったよ、好きな子いるからって。それよか、何で奏は告られた事知っている?」
「本人から聞いた。ふられたことも聞いた」
「さよか」
「りょうさん隠れファン多いから・・た・い・へ・ん!」
「勘弁してくれ」
「・・・・」
「優美、マイナス思考に入るなよ」
「・・うぅん」
優美はなんとなくギクシャクしながら片付けをして、早めに部屋に戻って行った。
俺も早めに部屋に戻り、勉強を始めた。
コンコン
「はい」
「優美・・です」
「どうぞ」
ドアが開く気配がしないので、席を立ちドアを開けた。
最初のコメントを投稿しよう!