お疲れさま・・

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「いえいえ、丸山さんは保健の先生にひきわたしてきたので後はよろしく」 「了解」 美優の耳元で 「後で報告することがあります」 優美は首をかしげて何か言おうとしたが、それを制止するように、人差し指を口の前で立てた。 優美が了解したので教室に入った。  その日の夜リビングで、 「りょう・・保健室に行った時なにあったの?」 「いきなり・・本人の意思もあるので」 「りょうくん、告られたんでしょ」 「本当なの?りょうさん」 「りょう・・」 「キッパリ断ったよ、好きな子いるからって。それよか、何で奏は告られた事知っている?」 「本人から聞いた。ふられたことも聞いた」 「さよか」 「りょうさん隠れファン多いから・・た・い・へ・ん!」 「勘弁してくれ」 「・・・・」 「優美、マイナス思考に入るなよ」 「・・うぅん」  優美はなんとなくギクシャクしながら片付けをして、早めに部屋に戻って行った。  俺も早めに部屋に戻り、勉強を始めた。 コンコン 「はい」 「優美・・です」 「どうぞ」 ドアが開く気配がしないので、席を立ちドアを開けた。
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