7.2人目の恋敵

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彼の優しい手が次第に背中をつたい、腰を撫でる。 その感触に身体の奥が熱くなるのを感じた。 声も出ずに見上げる私に、彼は優しく唇を塞いだ。 するりと彼の手がブラウスの中に入ってきて、器用に脱がされていく。 もう、今は考えるのを止めよう。 …今は、この温もりに触れていたい。 私はその手に流されるように、静かに目を瞑ると、そのまま彼に身を委ねた。
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