582人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
楢崎くんはしーちゃんの前でも相変わらずだった。
彼の真っすぐさにしーちゃんはキャーキャー騒いでいたけれど。
二人が並んで話していることが私にはとても新鮮で、彼にも私の友達を紹介できることがとても嬉しかった。
「…へへ」
「にやにやしちゃって。
葉瑠が幸せそうで嬉しいよ」
「ありがとう…」
「それから葉瑠ってば、のろけてばっかりなんだもん。
まぁ、滅多にないことだから許すけど」
だって嬉しいんだもん。
しーちゃんにも紹介できたし、しーちゃんも素敵な彼だねって言ってくれたこと。
大好きな彼を褒められたことが嬉しいんだもの。
最初のコメントを投稿しよう!