7.2人目の恋敵

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楢崎くんはしーちゃんの前でも相変わらずだった。 彼の真っすぐさにしーちゃんはキャーキャー騒いでいたけれど。 二人が並んで話していることが私にはとても新鮮で、彼にも私の友達を紹介できることがとても嬉しかった。 「…へへ」 「にやにやしちゃって。 葉瑠が幸せそうで嬉しいよ」 「ありがとう…」 「それから葉瑠ってば、のろけてばっかりなんだもん。 まぁ、滅多にないことだから許すけど」 だって嬉しいんだもん。 しーちゃんにも紹介できたし、しーちゃんも素敵な彼だねって言ってくれたこと。 大好きな彼を褒められたことが嬉しいんだもの。
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