7.2人目の恋敵

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「何なんですか? 大体、あなたにそんなこと言われる筋合いは…」 「あなたにお願いがあるんです。 怜君と別れてくれません?」 「はっ?」 何言ってるの…この人…。 「私はずっと怜くんのことが好きでした。 怜くんだって満更でもなさそうですし。 彼が好きなのは私ですから」 あまりの話しの噛み合わなさに頭がぐらりと揺れる。 冷静な自分を守りたくて、肩で大きく息をすると、騒ぐ胸を落ち着かせた。 「…意味が、分かりませんが」 「あの大学に在学している割に、頭回らないんですね」 あの大学? どうして、彼女が私の大学を知っているのだろう。
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