第2章 私は貴方の犬ではない。

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とにかく、男に免疫がないことは分かった。 裸体を見ただけで発狂するって、どんだけ純粋なんだよ。 他の女と、えらい違いだな。 まあ、そもそも女子校生を相手にする趣味はないけどな。 でも、おもしれぇー 俺は、いちいち反応するコイツが楽しくて、面白くて…… 知らないうちに、ハマっていた。 コイツの携帯番号とメルアドをすんなりゲットして、俺の暇潰しになるかと思ったが… 着信は2回で出ろとあれほど言ったのに、出ねぇし メール送っても返信すらない。 完全に、ナメテやがる。 他の女なら、すぐ尻尾振って喜んで出るけどな… っつうか、俺から連絡しねぇけど。勝手にかかってくるし 「修吾さん、お疲れ様です!」 ネオンが眩しい夜の街… 一際目立つギラギラした看板の店に俺は入ると、下っぱの奴が腰を低くして頭を下げる。
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