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高級牛革ソファーに座り、客(女)に コピーした同じメールを入れる。
5秒も絶たないうちに、数十人からメールが一斉にくる。
はっ…どんだけ、暇なんだよ。
スマホ画面にうつる絵文字だらけのメールに溜め息を漏らした。
どうでもいい女からは、すぐ返信くるのに アイツにいたっては返信すらよこさねぇし
ったく、何でか知らねぇけどイライラする。
開店早々、やってきたのは真っ赤なドレスに盛り盛りの頭をしたキャバ嬢だ。
俺、指命で席につくと、すぐ高い酒をオーダーする。
「あれ?今日、出勤なんじゃないの?」
「出勤前に会いに来ちゃった。今日はね、同伴だから、ここの 御代は客が払ってくれるの」
「へぇ~。って、コラ 駄目だろ。ちゃんと自分で払わなきゃ」
「へへ。ごめんなさーい」
うざい。何なんだよ、この女。
客に払わせるだ? 働いてんだから、お前が払えよ。
次々に高い酒を頼み、ひとしきり どうでもいい話をした後、中太り男性に金を払わせ夜の街にきえていった。
「あーゆう、女嫌いだわ」
笑顔で見送りながらポツリと呟く。
「そうですか?案外 修吾さんも、変わりませんよ?あの女と」
は?お前、馬鹿にしてんのか。
俺はナンバー1の男だっつうの。
俺は隣に立つナンバー5の男を睨み付けた。
「おっと、修吾さん冗談ですよ。じゃ、仕事あるんで」
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