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「へぇ、2つ違いの兄弟なんですね」
あれから結局、佐渡弟(佐渡 修也)通称 王子様を家に招き入れた。
年頃の娘が何やってるんだ…私
ごめんなさい。お母さん、お父さん…
この笑顔に負けてしまいました…
イケメン好きは母親譲りでごさいます。
私は、王子様に暖かい お茶と茶菓子にチョコレートを出すと、向かい合わせで座った。
何だか、お見合い?みたい。
目と目が合う二人。
すると、突然 王子様が私に…
「ねぇ里ちゃんって呼んでいいかな?」
なんて聞いてきた。
もちろん、答えは決まってるよね。
「…はい!」
どうぞ、どうぞ、里ちゃん でも 里っち でも 里ピー でも、里プーでも、お好きに お呼びくださいませ王子様。
チョコレートを口にする王子様、一袋100円のチョコレートなのに、まるでパティシエがつくった高級なチョコレートのように見えてしまう。
あのガサツで自己中な佐渡の弟だなんて、誰も想像できないわ。
「里ちゃん、可愛いよね。何か小さくてさ」
王子様に褒められたー
ヤバイ、小さくて可愛い…ですか
「そんなことないですよー。佐渡さんこそ、すごくイケメンです」
「そうかな?兄貴の方がイケメンだよ」
ないない!ないないない!
それだけは、ないです!
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