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1.頭を喰い千切られた2体の死体
目を開けると、そこには、頭を喰い千切られた2体の死体――!!!
私はもうビックリして、声も出なかったわ。
2体の死体を直視することは、恐くてできなかたけど、それらがそうなってから、数日は経ってることは分かった。
私は早く逃げようと思って、ここがどこなのかと、辺りを見回したの。
そしたら、そこは古い木でできた6畳程の小屋だったわ。
何でこんなところにいるのかと考えたけど、全く分からなかった。
「大学1年生の夏休み…。何してたっけ?」って考えて、私は気付いたわ。
記憶がなくなってるってことにね…。
でも床の血を見て、私は頭を誰かに殴られたことを思い出したの。
倒れる瞬間、顔を見たはずなんだけど、残念ながら思い出せなかった。
女性だったとは思うんだけど…。
その後、ゴゴゴゴゴゴ……って、突如、床下から大きな音がしたの。
音を追って、小屋の反対の隅を見ると、そこには、鉄製の銀の窯があって、何とそこから男の人が出て来たの。
それは、うふふ、かわいい系の王子だった!
グレーのシャツと黒のズボンのイケメンに、運命を感じたけど、出逢いが恐すぎるから諦めたわ。
「う…、運命の王子?!って、出逢いが恐すぎるわっ!!」ってね。
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