遭逢

6/7
前へ
/400ページ
次へ
とは言え、髪と同じ黒い瞳を真ん丸くしてアルバを見ている間抜け面からはそうは思えない。 しかし一方で、平凡な外見に反してアルバが気づいたくらいその魔力は強大だ。このチグハグさは一体、何なんだろう? 「た、助かった……って、お姫様抱っこ!? すみませんっ、恩人に対して大変恐縮なんですが、降ろして頂けないでしょうか!」 「何ですって?」 「超絶イケメンに、こんなことさせたなんて……あなたのファンの女の子達に、精神的にも物理的にも殺されますっ」
/400ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1191人が本棚に入れています
本棚に追加