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うわっ!
彼は目を見開いた・・・ つもりだった。
が、まぶたが開かれた感覚が無い。
いや、まぶたどころか身体自体の感覚がどうも曖昧だった。
ここは何処だ?
理解出来るのは赤黒い闇と身体を包む生暖かさ。
何故か居心地の良さを感じながら彼はしばらく思考を巡らせる。
俺は・・・ ?
疑問符を付けてみたものの、その事実を一番理解していたのは彼だった。
くそったれ!
彼は毒づいた。
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