出版業界の異変

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場面は変わって、出版社のオフィスでは、流通の劇的な変化や全国の書店から返却されてくる在庫への対処などを夜遅くまで議論している。それを処分すれば今後出版社では在庫を抱える必要がなくなる。永年、子会社のように提携し、依頼し続けた業者との関係を断ち、出版社は事実上、出版社ではなくなった。コンテンツの配信に特化するため、大掛かりなウェブサイトの制作に取りかかり、その上で新たなビジネスモデルが検討されていた。
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