第十六章 愛、その瞬間。

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『秀一さん!秀一さん…!』 和歌奈の声が、夜の住宅街に響く。 『ねえ…ねえ…!聞こえ…ます…か……?』 秀一のまぶたがうっすらと開く。 『秀一さん…?』 『あの子は…無事です…か?』 涙で溢れる顔で、首を縦に振る和歌奈…。 『よかった…。』 秀一は安堵の表情を浮かべる。 (…全然、よくないよ……) 今にも息絶えそうな愛する人は、 どこまで善人なのだろうか…
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