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ーーーーそれから約二年後。
「オギャ~ッ、オギャ~ッ!!」
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」
夜空に天の川が綺麗に流れる、七夕の日に。
澄田家に長女、奈々が誕生した。
そして、俺と奈々は、分け隔てなく平等に、両親からの愛情たっぷりに育っていき。
近所でも評判の、仲良し兄妹として順調に成長していった。
俺も奈々も、自分達は実の兄妹であると、信じて疑う事なく。
家族四人で、今まで仲良く生活してきたんだ。
妹の奈々が、本当に可愛くて心配で。
友達に『親馬鹿ならぬ兄馬鹿』と何度言われたことか。
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