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……奈々にも、いつかは伝えないといけない。
俺と奈々が、実は義理の兄妹だという事を。
でも、まだ小学生の奈々には、その現実を受け止められる訳がない。
だから……。
奈々が、高校生になリ16歳の誕生日を迎えて。
その翌月の、毎年恒例の夏祭りの夜に。
俺は……奈々に真実を告げようと。
そう、心に誓ったんだ。
……いつまでも、ずっとこの真実を。
奈々に秘密にしておくのは、俺には無理だから。
奈々が……大好きだから。
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