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タカ『さて、そろそろ行ってみるよ』
剛『帰り気をつけてな』
タカ『うん…たけちゃん、またな』
剛『うん』
タカを見送る剛
剛『ふぅ、いや~…軍の情報網は凄いね…まさかこんなに早く存在に辿りつくとはね』
?『何独り言、言ってるの?』
剛『あ…何だ、どうしたんだよ?、早紀』
剛の妹の早紀(さき)が、剛に話掛ける
早紀『いや、タカさんの話し声が聞こえたんだけど、来てたの?』
剛『来てたよ…まぁ、タカを見ても早紀じゃ気が付かなかったろうな』
早紀『どういうこと?』
剛『見た目が別人だからさ』
早紀『え?』
剛『とにかく、次にタカが来たら、早紀にも声をかけるからな』
早紀『うん』
剛『さて…今日も行きますか!』
早紀『お兄ちゃん、無理しないで…必ず帰ってきてね』
剛『解ってる』
剛は、店を閉めると、着替えて外にくり出した
剛『今日は、何も無ければ良いんだがな』
バーから、徒歩約五分の所に、公園が有る
剛『前回の現場がこの公園だったよな…全く、俺がガキの頃に遊んだ公園で、物騒な事してくれやがる』
剛は、煙草に火を点ける
暫くすると、公園に1人の男が入ってきた
男『こんな夜更けに、何やってんだい?』
男の体が豹変する
剛『お前か?…この公園で物騒な事した奴は』
男『そうだ…さて、君はどんな悲鳴を聞かせてくれるのかな?』
剛は煙草を携帯灰皿で揉み消す
剛『お前…死んでみるか?』
ベルトを取り出し、腰に巻く
携帯電話を開き、コードを入力する
『O』『M』『G』
『スタンディングバイ』
ドスの利いた音声が携帯電話から流れる
剛『変…身!』
『コンプリート』
剛『さぁ…始めようか』
男『な!…貴様は!?』
剛『俺を知っているのか?』
男『貴様が同胞達を始末しているのは知っている!』
剛『お前も、俺が葬った同胞達の所に、連れてってやるよ』
男『く…分が悪い、今日のところは、撤退すぐあぁ!!』
剛『何?』
逃げようとする、男のオルフェノクを『何か』が攻撃した
剛『な!?』
見ると、サーベルタイガーのような牙を持った獣型のロボットが、オルフェノクの身体に噛み付き、咥えている
男『何だ…何が起きた?』
?『コイツは貰っていく』
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