669人が本棚に入れています
本棚に追加
「…平野?」
「…瀬川!?」
聞き覚えのある声につられ、視線を向けるとそこにいたのは浴衣姿の白河さんと平野だった。
「……びっくりした。
誰かと思ったわ…」
「瀬川たちも来てたんだ?
偶然だね!」
突然の登場に、驚きのあまり固まってしまった。
「白河さんも!
すっごく似合ってる。
一瞬誰かと思ったよ」
「あ、ありがとうっ」
健のその言葉に、彼女は嬉しそうに口元を緩めた。
どうして、白河さんがここに…。
てか、浴衣…。
気持ちが追い付かなくて、咄嗟に口元を押さえる。
最初のコメントを投稿しよう!