episode201 罪な身体

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「……まいった」 だから僕のところには 日がな一日 何かを求める人間が訪れて。 「……本当にまいった」 セックスやお遊びの話ではない 至極まともな――その割に頭の痛くなる話を 延々と聞かせて帰ってゆく。 僕にできることはただ一つ。 『検討しておきます』 にこやかに微笑んで その魔法の言葉を口にすること。 「やれやれ」 そうして 保留にしておいた全ての事案を。 「はい――お疲れ様」 「やっと現れたね。僕の救世主」
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