ある二人

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――――――――――――― 「あぁ美味しかった!」 「流石奈緒ちゃんの友達の家ね。本当に美味しかった……!」 「ありがとうございます~。じゃあお会計ですね」 「……盛らないでよ?」 「盛らない盛らない。ではお会計が…………」 ――――――――――――― 「じゃあね~香子!また明日学校で~!」 「じゃあね~奈緒ちゃん!また明日~!…沙江さ~ん!またのお越しを~!」 「えぇ!また来るね~!」 「……ふぅ。それじゃあ帰りますか」 「とりあえず駅までは一緒だね」 「ですね。……いや~、それにしても今日は楽しかったですね~。ね、沙江ちゃん」 「ホントに違和感なく言うんだね……。まぁ奈緒ちゃんの言う通り今日は楽しかったよ~。ありがとう」 「いやいや、お礼なんて。私としてもCDが借りられたし良いかな、って」 「だねぇ。私も借りちゃったし、メニューの値段自体もお手頃で良いお店だったよ~、あそこ」 「うんうん。喜んでくれてなによりです」
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