壱之巻・始
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壱之巻・始
さぁさ、之より始まるは あはれでをかしな之國綺譚 あはれをかしき國物語 お静かに お静かに。 それは、とても美しき之國だった。 それは、とても優しい之國だった。 それは、とても明るきものだった。 それは、とても暖かかった。 初めて、とても眩しいと、思った。 あはれをかしき國物語 壱之巻・始
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