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白のフレアーワンピースに着替え、鏡の前で全身をチェックしていると……
玄関の扉が開いた音がして、私は反射的に振り返った。
「ただいまー……」
ビーズカーテンを怪訝そうに手で振り払らいながら、フラフラとこちらにやって来たのは彩香。
この所、彼女はこうして酒に酔い潰れながらの朝帰りを頻繁にするようになった。
「お帰り。遅かったね」
私の声など聞こえていないかのように、ハァッと深い息を吐いた彼女は二人掛けのソファに腰を下ろすなり
「ねぇ、喉乾いた。コーラ頂戴」
と、私に催促をした。
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