第3章 #2

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「一体、アナタは何が目的なの……。」 「目的なんて無いよ。ただ、ヒロに会いたかった……。それだけ。」 「……そんなのいい迷惑。私がここに来たのはそんな話をする為じゃない。あの男……、健吾に彩香から手を引くように言って。」 「ここが、どこかわかってる?ホストクラブ。なにも、拉致してまで連れてきてる訳じゃない。ウチのキャストを気に入って自ら来てくれているお客様を出禁にするなんて……、よっぽどじゃなきゃ出来ないよ。しかも、彩香ちゃんは名のあるクラブのホステスだよ?同業者同士そこは割り切ってくれなきゃ困るな。」 「……………………っ」
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